その日の夜、私たちは駅の近くの、酒場へ行った。 なんとなく雰囲気が、我々の行きつけの焼き鳥屋に似ていた。 10年以上かよってる、焼き鳥屋のママは、いつも 自分で、割り箸入れを作っている。 【画像1】 我々のように古い常連は、ママが大変なのを知ってるので、割り箸を抜いた後、ママに割り箸入れを、返している。 皆、当たり前のようにやっている。 今 入った店で、店員が割り箸を渡してくれた。 私とN子は、話に夢中になっていた。 店員から無意識に、割り箸を受け取り、ほぼ同時に割り箸の入っていた袋を、店員に返そうとした。 店員は、言葉が出ず、ボーッとしていた。 2人共、顔を見合わせて、思わず吹き出した。 N子が「ごめーん!何でもない…気にしないで…(^_^;)」と、店員に言った。 店員は、訳の分からない顔をしていた。 (アチャー…長年のクセって、いつ出るか分かんねーなぁ…あの店員…こんな袋もらっても、嬉しくねーよなぁ…ハハハ!(~_~;)) 【画像2】 そのあと、店員がテーブルの端に置かれた、コンロの説明をしてくれた。 【画像3】 「へー、コレでシシャモとか、焼いて食べるのか⁈ ( ・∇・)」と言いながら、私がコンロを触っていると、「あなた!ダメよ!ヤケドしちゃうわよ! Σ(・□・;)」と、N子が叫んだ。 (えっ?…ヤケドって…火…着けてねーし!(~_~;)) 私は、ツマミを2品と、生ビールを頼んだ。 N子は、トンカツ定食をたのんだ。 目の前に置かれた定食を見て、N子が不思議そうな顔をしていた。 その時、私も気が付いた。 なんと、ご飯のどんぶりが、二つも置かれていた のだ。 【画像4】 「わー!すごーい!サービスいいねー!(^○^)」と N子が、ニコニコしながら言った。 ちょうど横を通った、女性店員がそれを見て、 「あっ!ごめんなさい!(゚д゚lll)」と言って、 走って行った。 そしてまた、走って戻ってきた。 「すいませんでした…(⌒-⌒; )」と言いながら、 ご飯をひとつ取って、そこにツマミの小鉢を置いていった。 【画像5】 「えーっ?サービスじゃないのぉ⁈ …ケチねぇ!(・・;)」とN子が、残念そうに言った。 (いや…オマエ…サービスって…最初からご飯… 二つ…持ってくる訳ねーじゃん!(~_~;)) (パートCに続く) [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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