第301話〜第320話

305. 奥さんN子《忘れられない夢》

私は毎晩N子と、ダブルベッドで、一緒に寝て
いる。
N子は寝る前にいつも、スマホのアラームをセットしている。

先日もアラームを、セットして「よし!これで
いい。(╹◡╹)」と言いながら、トイレに行った。
私が寝ようと思って、ベッドに上がると、N子の スマホの画面が目に入った。
アラームの画面だ。
それを見て、私は吹き出した。

(うわー…なんて細かいんだ…6時でスヌーズに
しちゃ、ダメなのかよ⁈ ´д` ;)

【画像1】

N子が戻って来て、ベッドに入った。
すぐに、寝息が聞こえた。
しばらくすると、ドン、ドンと音が聞こえた。
私はビックリして、飛び起きた。
電気をつけると、なんとN子が壁を蹴とばして
いた。
私は足を心配して、N子を起こした。

【画像2】

「お前…壁を蹴っ飛ばしてたけど…足 大丈夫か?( ゚д゚)」と私が聞くと、「あぁ…夢見てた…なぜか私…柔道やってた。技のかけ方が分からず…ひたすら、蹴っ飛ばしてた。^_^;」と汗を拭きながら、
つぶやいた。

(な…なんでまた…柔道の夢なんか…(・_・;)

そしてまた、すぐに寝付いた。
私もウトウトしてきた。
その時! 突然N子が「えっ⁈ウソっ!ヤダァ!(・□・;)」と、叫んだ。

(またなんか、夢みてるな…(´・Д・))

翌朝「きのう柔道の後に、また夢見た?」と私が 聞くと、「あぁ…変な夢…たぶん一生忘れないかも
…クククっ!(⌒-⌒; )」と、N子が笑った。
「そんないい夢かよ?( ´△`)」と私が 聞くと、 N子が説明し始めた。

「私…なぜか、あなたと同じように、学校で清掃の仕事してるのよ…清掃カートを押しながら、廊下を歩いてたの…そしたら、いつもやさしい紳士の先生が、階段の踊り場から、私を呼ぶの。そして私に 言ったの。『あのう…チンコ出てますよ。』って!『えっ⁈ウソ!』って言いながら、私…思わず股間を触ったのよ!…目が覚めたら、笑っちゃった。
そんなの、あるわけないじゃん!なんで、そんな夢見たんだろう?…(>人<;)」

【画像3】

私は爆笑した。

(クククっ!N子って、面白いヤツだけど…夢まで 面白すぎ!(^◇^;))

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