第321話〜第340話

326.《光 脱毛器》

コロナの影響で、職場の学校が休校になり、我々 清掃員も、人数を三分の一に減らして、交代勤務となった。
副主任である私は、T主任と一週間交代で、出勤 する事になった。

一週間休みになった私は、ヒゲを剃るのがめんどくさくて、ずっと無精ヒゲを、はやしていた。
「あー…ヒゲって、めんどくせーなぁ…(;´д`)」と私がつぶやくと、「脱毛しちゃえばいいじゃん!(°▽°)」と、奥さんN子が言った。

「そうかぁ…それもいいなぁ…(・ω・`)」と私が 言うと、「今、光脱毛とかあるよ!肌が傷付かない
ヤツ!^_^」と言いながら、N子がネットで実験 画像を、探し出した。
そして、画像を見ながら説明した。
「ほら、ピンクの風船に当てても、割れないで
しょ⁈ ( ・∇・)」

【画像1】

「でも、黒い風船だと、割れるのよ。(´・ω・`)」

【画像2】

「透明な風船の中に、いろんな色の風船を入れて…順番に当てると…ほら、黒だけ割れた!だから毛は抜けても、肌は傷付かないのよ。(^。^)」

【画像3】

「ヘェー!すごいな!よし買おうか?( ゚д゚)」と
私が言うと、「そうね…二人で使えるなら、買ってもいいかな。顔に使っても、肌が傷付かないしねぇ
…ん?(゚Д゚)」と言いながら、N子が私を見た。
すると、N子の表情が変わった。
そして笑い出した。
「やだあー!えっ?…どうしよう…ダメかも…
(・_・;」

「なんだよ…どうしたの?(´・_・`)」と私が聞くと、N子が私に、鏡を渡しながら言った。
「あなた…よく見たら…あなたのヒゲ…半分くらい白いわよ!(^_^;)」
「ブッ!ホントだ!(^◇^;)」
私は鏡を見て、吹き出した。

【画像4】

「ん?…って事は…黒いヒゲしか、取れないって事?(・□・;)」と私も悩んだ。
取り敢えず、買うのをやめた。

(マジかよ⁈ 毎日剃ってたから、分からなかった けど…こんなに、白くなってるなんて…オレも……
年とったんだなぁ…(´-ω-`))


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