第241話〜第260話

249.《立ち小便禁止》

先日 我が職場の後輩、M君と飲みに行った。
ハシゴして、二人共かなり酔った。
二人でフラフラしながら、駅に向かった。
途中でM君が、私に言った。
「先輩…しょんべん、したいです。どっかトイレ 無いですか?(;´д`)」
「駅の横に、公衆トイレがあるよ。もうすぐ着く から、我慢しろよ!(´・Д・)」と私が言うと、
「ちょっとそこの路地の奥で、してきます。
(・□・;)」と言いながら、M君はフラフラと、路地に入って行った。

(しょうがねぇなぁ…(~_~;))

しばらくしてM君が、路地から出てきた。
「スッキリしたか?(´ω`)」と私が聞くと、「え?…あぁ…スッキリはしたんですけど…すごく怒ってるみたいで…(*_*)」と言いながら、自分のこめかみのあたりを指差して、何か書き始めた。
「なんだ?それ?あー怒ってる時のマークか?
誰かいたのか?怒られたのか?(・ω・`)」と、
私が聞いた。

【画像1】

するとM君が「えっ?…いや…誰もいないと思うんですけど…見られてるような…ウッ!気持ち悪くなってきた!(◞‿◟)」と訳が分からない事を、言っている。
「分かった! 分かった! もういいから、早く駅へ行こう。(~_~;)」
そのあとM君は、私に支えられながら帰った。

翌日 私は用事があって、昨夜の道を歩いていた。

(そう言えば…この路地だったな…(´・ω・))

何気なく 覗き込んだ。
私は思わず、吹き出した。
「アッ!……これかぁ!なるほどなぁ…ハハハ!
( ´θ`)」

昨夜は暗くて、良く見えなかったが、なんと 路地の奥に、看板があった。

【画像2】

(確かに、怒りのマーク💢が書いてあるし…いつも見てるぞ…って…だからあんな事言ってたのかぁ…説明がしどろもどろだから、訳が分かんなかった…ハハハッ!(^◇^))

それから何日か経って、またその道を通ったとき、看板が増えていた。

【画像3】

(はははっ!勝手に3万円って…(´∀`; ))

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