去年のカラス騒動から、もう一年がたった。 今年も、職場の前の並木に、カラスが巣を作った。 「また…かよ!俺、カラス大っ嫌いに、なりまし たよ!(-。-;」と、怒るK君。 (ハハッ…まあな …去年の事が、忘れられないん だな…(~_~;)) ヒナは3羽で、だいぶ成長してきた。 ある雨の肌寒い日、一羽のヒナが巣から落ちて、 塀の下でブルブル震えていた。 我々は、みんなで見ていたが、何も出来なかった。 【画像1】 休憩が終わり、ヒナを見に行くと、なんとヒナが、いなくなっていた。 パートのAさんが言った。 「さっきK君が、捕まえてたよ!( ゚д゚)」 (エッ⁉ K君が?ヤバイな…アイツ…去年のウラミがあるから…(・_・;)) 控え室に戻ろうとすると、廊下でちょうど、K君に会った。 K君は、手に何か持って、歩いてきた。 よく見ると、それはドライヤーである。 【画像2】 (ドライヤー?あの坊主頭で?(・ω・`)) 私はK君のあとを、ついて行った。 ダンボールの箱があった。 なんと 中には、カラスのヒナがいた。 【画像3】 K君は、カラスのヒナを掴んで、腕に捕まらせた。 【画像4】 そしてドライヤーを、ヒナに当て始めた。 【画像5】 濡れたヒナを、乾かしていた。 そして次に食パンをちぎって、牛乳に浸して、カラスに食べさせようとした。 しかし食べない。 【画像6】 仕方なくタッパに入れて、ヒナのそばに置いてやった。 (へぇ〜 コイツ、意外と優しいじゃん!(^.^)) 次の日、私はそっと、ダンボールの中を見た。 【画像7】 (食べてる‼ タッパが、ほぼ空になってる! (^O^)) 私は、みんなに教えた。 みんな見に来て、喜んでた。 K君も、見に来た。 カラスは、K君の顔を見て「カァ〜!」と鳴いた。 K君が「おっ!大分元気になったな!お前、頑張ったな!(^_-)」 K君の目に、一筋の涙が見えた。 そこに、T主任が現れた。 「なんだよ…カラスなんか!早く追い出せよ! (−_−#)」と、主任が言った。 みんな一斉に、主任を睨んだ。 (いやぁ K君…見直したよ!なんだか、男らしい優しさだったよ。それに引き換え…主任…アンタというヤツは…ヽ( ̄д ̄;)) [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
w友達に教えるw [編集] 無料ホームページ作成は@peps! |