第1話〜第20話

9.新・新人類Kさん《スープの色》

先日 私は昼食に、坦々麺が食べたくなり、冷凍の坦々麺を買ってきた。
そこへ新人のKさんが、入ってきた。
このKさんは、入社して半年たつが…最近、かなり天然なのが分かった。
私はポストXちゃんだと、思っている。

Kさんの手には、冷凍食品が見えた。
「おっ!! 担々麺!俺も今日は、それ買ってきた!
それ美味いよなぁ〜(^-^)」と、私が言った。
「そうなんですか?初めて買ったんです。(´・_・`)」と、Kさんが言った。

【画像1】

「Kさん、先にレンジ使っていいよ。(´ω`)」と私が言うと、Kさんが作り始めた。
レンジで5分温めるので、私はテレビを見ていた。
Kさんのレンジが終わったので、私は自分の麺を レンジに入れて、またテレビを見ていた。

すると、食べ終わったKさんが、ポツリと言った。

「やっぱり…好みの問題ですかね…(^o^;)」
「えっ?美味しくない?(・・;)」と私が言うと、
「ええ…なんだか…スープの色は、美味しそうなんですけど…味が薄すぎて…(;´д`)」と、Kさんが つぶやいた。

(ん?そんなわけないよな…結構 濃い味のはずだが…(´・ω・`))

私は、残ったスープを見た。

【画像2】

(あれ?なんか変だ!もっと…真っ赤なはずなのに…(゚o゚;;)

その時、私は気がついた。
私は、Kさんに言った。
「あのさぁ…ポットの上…見てみな!(^o^;)」

【画像3】

(スープ入れ忘れだ! そりゃあまずいだろう!!
( ̄▽ ̄;))

そのあと、私のが出来上がった。

【画像4】

「ほら!ホントはこんな色だよ!(^。^)」と私が
言うと、「わっ!美味しそう!(゚∀゚)」と、Kさんが叫んだ。
私は小鉢に少し入れて、Kさんに味見させた。

【画像5】

「えー⁈ メチャクチャ、美味しいです!あーあ…
アタシ完全に、損しちゃいました!σ(^_^;)」と
言いながら、Kさんは自分にあきれて、苦笑いしていた。


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