未来某日夜が還る頃 彩を忘れた空は白昼夢 忍ぶ筆に漆染め渡り 問も無い壁面描き潰して 明朝過ぎ囀る歌声 掲げた腕筆が勇み立つ 五色七色壁を敷き詰めて 解の無い叫びを描き散らして 街路樹の罵声怒鳴る霹靂 飛び交う絵具影を染める 白紙の空に轟く雷雨 壁画攫ってく激しい雫 遮る右手指間擦り抜け 彩りが溶けてゆく 北風揺らぎ梯子は萎び 穂先の荒れた筆が駆ける 小雨滴る木偶の坊に 愚か者達は口を塞ぐ 白紙の空が泪で染まる 溢れ零れる淡い空色 雲間の亀裂、静まる大気 雨上がる匂り 群青な空が描かれてゆく 雲より彼方染まる天井 頬を拭って瞼開けば 降注ぐ青 [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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