【青春だぜ、全く。】 昨日はレディースデイ。 わたしの日です。 映画の話です。 渋谷の ヒューマントラストシネマ という映画館に 観に行きました。 初めて。 1階にカッシーナ があるビルです。 わたし的には気に入りました。 とてもキレイなとこですよ。 ただ、シアター2のスクリーンと座席のバランスはなんやねん、て感じです。なんであんな設計なんだろう。斜めってんよね笑。あんないびつな感じは初ですね。初だけに。 気になる人はレッツラゴー。 なんてか、東京ってところはたくさん映画館あるよね。そりゃ良いことだけど。無いよりはね。上映本数も多いしね。下手に田舎だと観れないものもあるんだけど、その心配もまずないしね!! 基本的にミニシアターが多いし、いいんだけど。 だけど、やっぱりわたしは札幌の映画館が好きですね。ていうか、映画事情というか。 基本的にステラプレイスって札幌駅にあるでかい映画館でほとんど有名どころ、メジャーなのは観れるんです。 そんで、単館ものになると、またいくつかあるんだけど、だいたい2つに絞られて、その一つに、狸こうじって商店街にある 《札幌シアターキノ》 というミニシアターがあります。 あそこはまぢすごいの。 何がすごいって、ロビーの壁という壁に、今まで舞台挨拶とかで来た監督俳優人のサインがずらぁーーーーーと書いてあるのよ!!!!! 思わず息をのみます。 有名人たくさん。 決して広くないのよ。 だってスクリーンだって確か2つしかないし。 だけど、なんだろぅな。あの地域独特のあったかい感じ。番号札を配るのよね。小さいからできることよね。昔からのキネマ旬報がずらーっと揃ってんの。本棚にぽつんと置いてあんの。ウキウキだよねぇ。 昨日行った映画館もやってたけど、上映中の映画の雑誌の記事を壁に貼ってたり。 あの空間好きだったなぁ。 シアターキノで《ゆれる》とか《フラガール》観たなぁ。 映画ってもちろん映画そのものが一番大事なんだけど、その映画を観る場所、映画館っていうのも、とても大切な要素だと思う。 映画館に映画を観に行くってことは少なからずその映画を楽しみにしてるわけで、そのウキウキドキドキな時間をどんな空間で過ごすかってとても大事なことだと思う。 わたしは基本上映30分前には映画館に行き、開場までの15分程をロビーで過ごします。 そんでやっぱりわたしの中のベストオブ映画館のロビーは札幌のシアターキノだと思う。落ち着くし、大好き。 そんなわたしの映画館批評。 思わず話が逸れた!!笑 本日はですね、 《ホノカアボーイ》 《ハルフウェイ》 のなんと2本立てで観てきた!!! 過去、わたしが映画館で2本立てを決行したのは、 《メゾンドヒミコ》 《忍(ローマ字)》 です。 もろオダギリジョーさんですね笑 懐かしいわぁ。 今回はねぇ、ハルフはずっと観たかったの。 岩井俊二プロデュースの北川悦吏子初監督の小林武史プロデュース・音楽監督なんてね、観なきゃどうすんのって感じぢゃないっすか。 ロケ地も小樽だっつぅし。 んで、やっと観たわよ。 なんだろぅね、北川悦吏子がどうこうよりもやっぱり、岩井俊二が手がける作品は、壁がないんです。 例えば、一般的に観る映画はガラス越しに観てる感じ。そこにはやっぱり、カメラってものが存在する。少なからず観てる観客はカメラというものを自然と感じてる。例えその映画に感情移入出来ていても。作品が良い悪いは関係なく。 だけど、岩井俊二が手がける作品は、ガラスはもちろんなく、カメラもない、感じない。観客が、まるでスクリーンの中に、そのシーンのその場所にいるような感覚。臨場感。 あれはなんなんだろう。カメラが違うのか、カメラマンがスゴいのか。 ドキュメンタリータッチなの。撮り方もだし、役者の撮られ方も。 《花とアリス》や《虹の女神》と同じ撮り方。 好きだなぁ、あれ。 あと、そう感じるもう一つは、役者がやばいです。演技ぢゃないよね、あれ。隣街に行けばいるんぢゃないかまるっきし同じ子たちが!!って感じです。自然すぎる。良い意味で。 北乃きいちゃんと岡田将生くんほんっとに良かった。やばいくらい上手いよ演技。 この作品はほとんどアドリブらしいです。 っぽぃなぁ!!とは観てる途中から気付いてたけど、あんなに、あんなにクオリティ高いとは…若いからなのか?わたしより2人が若いからなのか?!自然と「この二人いいなぁ」と感じます。 でも空気のように透明で繊細な映画に仕上がっちゃうのは、 あれはやっぱり 『岩井美学』 なんだろうなぁ。 あ、唯一失敗なんぢゃない?と思ったのは、成宮寛貴クンの配役でしょうか笑。 だってね、小樽なんて田舎のちょっとした進学校にいますか成宮寛貴みたいな先生がぁ!!笑 それでなくても大沢たかおと白石美帆も先生役で出演してて、こう3人も揃うと華がありすぎるというか…それに、成宮クンの役はもっと年配で、ちょっとカッコ悪いくらいが良かったと思う。 誰が適役かは思いつかないんだけども笑。 わたしは北川悦吏子サンの作品結構好き。 北川サンっぽいなってシーンもあった。 でも、あんま好きぢゃなぃなあそこ。 ストーリー的には全然好きです。上京前とか、ハラドキ、ムカドキ、いろんな思春期独特の甘さだったり苦さだったり。 観てておもしろかった。「懐かしい!!」 って感覚。恥ずかしくもなる。だけど観たいみたいな。あえてあまり説明はしません。 でも、 わたし的には オススメな映画です。 甘切ない青春映画です。 わたしが好きなシーンはシュウとヒロが2人で 勉強してるところ。 最後のほうでね。 「ハルフウェイ」 わたしは映画を観終わったら、この意味を調べようと思った。 だけど、その必要はなかった。 劇中で意味が解るから。 「ハルフウェイ」 わたしはこの言葉に少し嫉妬した。 この言葉は辞書には載っていない。 どこにも載っていない。 だって、この言葉は、 青春という時間から生まれた言葉だから。 シュウとヒロ。 この2人が過ごした青春の中で生まれた言葉だから。 まるで、呪文のような、魔法のような、繊細な輝きを持つ言葉。 「ハルフウェイ」 それはまだ、 途中の物語……… あとでホノカアボーイの感想書きますm(_ _)m 11:37 コメント(0) [コメントを書く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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